練製朝顔七輪の使い方 1
珪藻土七輪もいろんな形があり、使い方が若干違います。
今回は練製の朝顔七輪について説明します。
七輪のパーツや準備について
 右の目皿は火皿・サナ・ロストルとも呼ばれます。 材質は土や金属製がありますが、同じように使います。 風口(戸口) 空気を取り入れる口です。扉の開閉で空気の量を調整して火力を変えます。
ツルと呼んでいます。 七輪を持ち運びするための取手ですが、振り回したり乱暴に扱うと取れてしまいますので、やさしく扱ってください。
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 右斜上に開いているのが、風口の内側、つまり空気取り入れ口になります。 内部のヒダは、空気の流れを良くするためと言われております。 内部の写真では2つしか見えていませんが、3つ風口の上くらいの高さに段がついています。 ここに目皿を乗せます。
上部の突起の3徳は鍋を浮かせる為にあります。 鍋を浮かせて空気の逃げ道をつくっています。 |
 目皿は炭の下に空間を作り、下から空気が入ることにより炭の燃焼を効率よくするためにあります。 目皿の乗せ方に決まりはありませんが、私はこの様に外側から見て絞られている方を下にすることにしています。 これは、当社製の七輪の目皿が型抜きによって作られているためです。 型から抜くために斜めになっているのですが、内部の穴は外側とは逆に写真の状態で下のほうが広くなります。 この様に置いて使うと灰が目皿の中で詰まってしまう事が減ります。 |
 この目皿の上に炭を置きます。 炭の量は、練製朝顔七輪の場合、炭が2段重なるくらいで良いと思います。 何を焼くか、あるいは鍋かによって変わってきます。 断面を見ていただければわかりやすいですが下の風口から空気が入り、目皿の隙間を通って炭と燃焼します。 熱くなった燃焼空気が煙突効果で上に上がり、炭や温まった七輪から出る遠赤外線とともに焼いたり鍋を温めるようになっています。 火の熾し方については次回。 |
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