練炭に火をつける

練炭コンロで練炭に火をつける方法について

長時間燃焼が必要な場合は練炭と練炭コンロを使用します。
火をつけると、7~8時間程度、風口を閉めた場合だと丸一日燃え続けます。

余震の多い現状では、危険な場合もありますので良く考えてご使用ください。

(このテストは仙台にお住まいの方から、余震が心配なので練炭を半分に切って使いたいが、大丈夫か?また、その場合、着火剤の着いてない方の練炭はどうやって着火すればよいかというお問い合わせに対して当社で検証してみたものです)

 

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出来れば、このようなマッチ1本で着火可能な練炭を手に入れたいところです。

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真ん中の部分が着火剤になっていて、この部分に火をつけてカバーを乗せると簡単に火が着きます。

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このように、着火剤部分を上にして火をつけます。

火が着いたら、集熱板(カバー)をのせます。

では、このマッチで着火可能な練炭が手に入らなかった場合どうするか?

木炭用七輪等を使用している場合は、赤く燃えた炭を練炭の上に置いて、集熱板をかぶせておけば火が着く,

昔はそうしていたようです。

ガスがあれば下のような火起こし器を使って火をつけます。

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こんな風に入れてガスにかけます。(これは訳あって半分に切った練炭です)

カセットコンロやガスボンベが燃焼部の近くについているタイプでは危険ですので使用しないでください。

 

このような機材もないし、マッチで着火できる練炭も手に入らなかった場合。
普通の練炭の火をどうやって起こすかやってみました。

結論から言うととてもとても難しいです。

 

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着火剤部をドライバーでこじって抜き取り半分を練炭において火をつけてみましたが、本体に着火は出来ませんでした。

 

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真ん中が煙突状になるようにねじった新聞を半分に切った練炭の上に置いてみました。

新聞が燃えただけで練炭に何の変化もありませんでした。

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割り箸5膳を燃やし、その上に練炭を乗せてみましたが、練炭に火が着く前に割り箸が燃え尽きてしまいました。

ただ、練炭が少し白くなった部分がありましたので、もう少し割りばしを多くするか、割り箸より太い木なら着火する可能性があります。

上の新聞紙の方法を練炭の下でやってみました。

新聞は硬めにねじってあります

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中央部に煙突が作ってあって、そこに割り箸の折ったものを数本入れてあります。

この上に練炭をのせます

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煙がかなり出ます。がかろうじて火が着きました。

新聞の燃えた灰が空気の流れを塞ぎますので、新聞の火が完全に消えた頃を見計らって風口から強めに扇いで灰を飛ばしてやった方が良いようです。

上記の事から、この作業は必ず外に出てやる必要があります。

弱い火だったので、その後レンタンが勢い良く燃えるまでに30分以上かかってしまいました。

 燃焼時間ですが、風口全開状態で着火開始から5時間後火力は落ちていましたがまだ少し燃えていました。

6時間後完全に消えていました。