七輪でお湯を沸かす、七輪は煮炊きに向いていないのか?
七輪をご家庭で利用をお考えのお客様から、ご質問をいただきました。
「昨日ある炭屋さんに聞いたら、かんてきは煮物は無理、
確かに煮豆等特に長時間を必要とする場合は、練炭と練炭コンロを使う方がよいとされていますが、元々朝顔型七輪は大きなカマドを設置するほどでは無い家庭で煮炊きや焼きに使用されていたものです。
使用は可能なはずですが、恥ずかしながら私自身七輪でお湯を沸かす事をしたことが無かったので、やってみました。
条件は
七輪大
やかん21cm(3リットル) 満タンの目盛まで水を入れました。
珠洲産黒炭
最初は炭が1段くらいになるように入れてみましたが、これでは沸騰しませんでした。
写真の通り、多めに入れてみました。
風口も全開状態です。
ちなみにやかんと七輪に隙間があり中の火が見えていますが、この隙間が無いと炭火は酸欠で消えてしまいますので、隙間が無い場合は金網の上に置くなど工夫して空気の流れを止めないようにしてください。
15分でやかんの笛が鳴り始めました。
中はこんな感じです。ガス台のように気泡が激しく上がるような沸騰の仕方はしていませんが、勢い良く対流しているのがわかります。
この後40分間笛が鳴り続けていました。お湯の量も2/3位に減っていました。
火力はガス台より弱いですが、炭の量の加減をすればお湯を40分間沸かし続けられることからも充分煮物が出来るとおもいます。
お年寄りに聞いても間違いなく煮炊きをしていたと言う事です。
更に火力を求める場合、木炭ではなくコークス等を使う方法もあります。
機会があったら煮物にも挑戦してみます。