LEDの明るさで蛍光灯と消費電力が変わらないと恐ろしい発言をしつつ、実はそれは空間全体を明るくする場合の話で物を照らす場合は指向性の高いLEDが有利なのだけど、少し問題がある。

それが、色温度と演色性だ。

色温度についてはデジカメが一般的になっていきたのでわりと意味を知っている人が多いが、再確認するならばと検索してみても意外とわかりやすい表現が見つからないものです。

東芝ライテックの説明が一番わかり易いでしょうか。
http://www.tlt.co.jp/tlt/lampmura/chisiki/2.html

黒体放射とか書いてありますが、それは色温度の単位K(ケルビン)の基準は何かと言うことを書いている。「色」がつかない温度で言えば水が凍り始める温度を摂氏0度、沸騰する温度を摂氏100度とするみたいな話です。
そこは理解しなくてもあまり困ることは無いので、

色温度は「光の色味」の事で青っぽいと高く、赤っぽいと低い。

位で覚えておけば充分です。

デジカメの場合はこの色温度はとても重要です。昔ネガフィルムの時は殆ど気にする事のなかった事ですがデジカメになって大事になって来ました。
本当はフィルム時代も重要なポイントだったのですが、写真屋さんが印画紙にプリントするときにきれいに見えるように調整してくれていたのです。
写真屋さんがやってくれていた現像作業を自分でやらなくてはならないのです。
重要といっても、最近のカメラは“あなたが欲しい色はこの色でしょう”てな感じで期待する色温度に自動で答えてくれる確率が上がってきたのであんまり気にすることもないけれど。

ただ、単位のK(ケルビン)で書かれても普通の温度のように馴染みが無いのでそれがどれくらいの色味なのかまったく見当がつかないので、デジカメの場合。太陽光、日陰、くもり、蛍光灯などと表現されます。

照明の場合は、電球色、昼光色等と書いてありますがそれがそうです。

さて、色温度を考慮してLEDを選択したが、どうも今までの電球や蛍光灯と違う。
なんか寒いと言うか華やかさが足りないと言うか、なんか物足りないのです。

光の指向性ということもあるでしょう。LEDの光はあまり拡散しないので影が強く出やすいのでそう感じるのではないかと思っていたのですが、ふといつも写真の事を教えてくれる写真屋さんの言葉を思い出したのです。

「写真やるなら蛍光灯は高演色のタイプにしたほうがいいよ」

その時は意味を考えずに言われるとおり楽天で高演色の蛍光灯を探しだして取り付けていましたが、LEDになって照明選びのポイントとして重要度ががぜん上がってきたのです。

こちらにその事が書かれています。

よくわからないという方は、中盤にある肉の写真だけでも見ていただければ意味がわかるかと思います。左のD50というのが前記した高演色蛍光灯で、真ん中が昼光色蛍光灯、そして左側が普通のLEDランプです。

KONICA MINOLTA     計測機器 楽しく学べる知恵袋 ひかり豆辞典 演色性とは

http://www.konicaminolta.jp/instruments/knowledge/light_bulb/color_rendition/

昼光色蛍光灯でも高演色蛍光灯D50より肉の色がくすんで見えると思いますが、LEDになると極端に肉の色が悪くなります。

理由は「光の色味が同じに見えても、構成する光の各色の成分のバランスが違う」ということです。

特に、赤色や肌色の光の波長が弱いのです。

LED電球でも高演色をうたうタイプがあるので、料理、食材他光の質が大切な場面ではこのタイプを選んだほうが良い。

本格的な写真用高演色LEDはかなり高価なようですが、ホームセンターでも高演色をうたう安いスポット用LEDを見つけました。演色性は少し劣りますが、価格を考えるとこれを試してみるほうが良いかもしれません。大切な赤と肌色の演色性がどうなのかはまだ未確認です。

デコライトLED