産地による珪藻土の違い

珪藻土電子顕微鏡写真.JPG

珪藻土の写真 でご紹介したとおり珪藻土の産地は実は世界中にあります。

日本でも秋田と大分、そして能登が有名ですが各産地で特徴があります。
各地の珪藻土の性状及び用途はこのようになっています。

 

国内珪藻土の産地別特徴
産地   SiO2 % 耐火度 可塑性 焼成呈色 用途
秋田県 寄延沢 84.8 SK20 灰緑色
一部黄色
茶褐色 濾過助剤、充填剤
秋田県 鷹巣 81.5   灰緑色   濾過助剤、充填剤、
科学工業薬品
医薬品、断熱材原料
石川県 珠洲
飯塚
72 SK16 少し有り 灰緑色 ピンク 断熱レンガ、コンロ、
凝集沈降剤、充填剤
石川県 和倉 68 SK7 少し有り 灰緑色 ピンク 断熱レンガ、コンロ
充填剤、保水剤
大分県 庄内 83.6   黄土色   濾過助剤、保温材
充填剤

日本の窯業原料1992より

珪藻土はその名のとおり、珪素Siで殻を作るプランクトンです。
(カルシュウムCaではありません。)

つまり、SiO2の比率が珪藻土の珪藻の殻の割合「純度」になります。

秋田や大分に比べ能登は実は純度が低いのです。
なんだよ!と思うかもしれませんが、実はこれこそが能登が七輪の産地になった理由なんです。

可塑性という項目がありますね。
この可塑性とは粘土の成形のしやすさを表しているのですが、珪藻の殻自身はサラサラで粘りがないので固めたり形を作るということが出来ません。
能登の珪藻土の場合、何も混ぜない天然の状態で形を作ることが出来るので、昔から七輪やカマドの材料として使われてきたのです。

同じ能登でも和倉と珠洲の飯塚では耐火度の項目で差があります。
和倉より珠洲のほうが実は火に強く断熱性が高いとされています。その珠洲の中でも鍵主工業が採掘している珪藻土は特に耐火度・断熱性が優れています。断熱レンガによっては当社でしか作れない規格のものもあります。

七輪の使い方

次の記事

七輪同義語辞典